伏見お城まつり2019について考えてみる。

しばらく更新お休みしておりました。

でも何もしていない訳ではなくってジオラマ制作でのデータ作りで色々調べて行く。疑問が出る。裏を取って検証する。新たな疑問が出る。裏を取って…ってな感じで、色々パレード関連での調べ物に時間を費やしております。自分のライフワークとして、制作で焦る必要もないので自分の納得いく形をとっています。

 

前置きはこれくらいにして。ここから書いていく事は個人的な主観です。そして思った事を書いていきます。

 

つい先日の11月2日と3日に、京都は伏見桃山城運動公園にてイベント「伏見・お城まつり2019 ~ 家康殿をおもてなしするのじゃ!」が開催され、3日に「京都橘高校吹奏楽部」の皆さんが登場。天気も良く撮影者もどっと押し寄せた様子で、色んな角度から撮影された動画がYouTubeにアップされ、現時点で30以上の動画を見る事が出来ます。

 

この日「京都橘高校吹奏楽部」の皆さんは同吹部の象徴、オレンジユニフォームで正装し、晴れやかな笑顔でパレード。ステージマーチングもこなしてくれました。現地に行けない自分にとってこれらたくさんの動画はとてもありがたく感じます。丁寧に撮影された物。編集に拘った物。ひいきのパートに絞って撮影された物。それぞれに工夫されており、同じシーンでもそれぞれの拘りがあり、見る方は飽きません。

 

でも問題も発生し、当日イベントでは同吹部が演奏中、ローアングルでの撮影は遠慮してもらうアナウンスが有ったにもかかわらず、そのアングルで撮影しようとした撮影者がおり、同吹部部員の保護者とみられる女性が注意して廻ってもなお、言う事を聞かない撮影者もいたそうです。

 

いい「大人」が。ずうずうしいなぁ。

 

処で、このサイトの過去記事を読まれた方はご存知かと思いますが、自分にも高校生の娘がいます。もしその場に自分の子供がいて、そんな撮影者を見かけたら迷うことなく注意しに行ったことでしょう。自分の子供がそんな人間達の欲求対象になるのは許せないし、言っても分からなければ胸倉の一つも掴んでいたかもしれません。

 

このステージの何を見に来たんだ?って聞きたくなります。当日の保護者の方で男性はおられなかったのでしょうか?怒りを覚えるけれど、子供の晴れの舞台を台無しにしたくなくて、はやる気持ちを抑えていたのかもしれません。いずれにしても腹ただしいです。

 

この手の輩は昔から一定数いました。スマホや携帯電話もない時代、カメラ主体で甲子園の応援等でチアガールの下半身ばかりを撮影する人間。アイドルのコンサートでステージ下から、やはり下半身を狙うカメラ小僧等。只昔と違い今は撮影内容をネットで公開することができ誰もが閲覧できる。その分たちが悪いです。

 

ローアングル撮影の件に絡んだせいか、youtubeでは橘動画の大御所と呼ばれる人のコメント欄オフ、今も続く動画コメント欄での、司会者が部員さんの名前を聞いた事への誹謗中傷。動画アップ主そのものへの暴言、Twitterでの撮影ルール違反者狩り。それらの問題は全てもう少し突っ込んだコミュニケーション。段取りができていれば全て避けられた事と思います。

 

今回の「伏見お城まつり」の主催者は地元住民達で作る民間団体です。伏見桃山城を利用活用した街作りの一環で今年6年目。運営スタッフをボランティアで集め、イベント資金はクラウドファンディングで調達、京都市や地元企業からの協力や協賛で開催されたようです。

 

自身が過去イベント会社に居た事があり、そこからの推測ですが民間団体が主体であったとしても、ここまでの規模のイベントとなると、どこかしらの企画会社が応援、もしくはアドバイザー的立ち位置に居たと思います。そこの企画会社がもう少しプロとして、民間団体に的確なアドバイス、仕事をしてくれれば良かったのにって考えたんです。

 

芸能を何かしら生業にしている人、団体を呼ぶ場合、打ち合わせ時に企画会社はNG要件がないかどうか?確認をするのですが、しっかりできていなかったのではないでしょうか。橘高校側もローアングルの件以外は申し出ていなかったような気がしますし。民間団体ではこの辺りの確認は気が付きにくい部分なので、そこをより具体的に企画会社が補い調整する処なんですが、どうだったんだろうって。

 

しっかり確認できていれば、司会者が部員さんの名前を聞くこともなかったと思います。何もなけりゃ、そりゃ司会者も普通に名前くらい聞くでしょう。もしくは企画会社がもし入っていなかったのなら、ここは民間団体側の経験不足によるミスになってしまうと思いますが、この辺りは本当に気が付きにくいので団体側を責めるのも酷かなぁ。橘高校側もなぁ…。広報とかいなさそう?だし。

 

ローアングル撮影の件も前顧問の田中先生が居られたのなら、きっとご自身でマイクを持ち、やんわり「女子高生がまぶしいのわかりますけど、立ってくださいやぁ」等冗談などを交えつつ、しっかり立たせることができたのではないか、田中先生はあのような場ではマイクをもっておしゃべりするのが好きだったそうです。

 

ご自分でそう言われている動画を見ました。しかし顧問の先生は変わりました。現顧問の先生は、お話し好きそうでなさそうだし。現顧問なりの思いもあるでしょう。

 

処であの司会者の方なんですが、実は地元京都では結構有名なタレントさんなんです。京都を拠点に置いて活躍されていた「田淵岩男」さんて方で、過去、地元テレビ局KBS京都で長年番組を持たれており、ラジオでも番組を持っていました。軽妙なしゃべりと親しみやすい人柄で、一時は朝とお昼の同テレビ局の顔と言っても差し支えないほどの方でした。

 

自分も何度かラジオは聴かせてもらった記憶があります。いわゆる関西の人のいいおっちゃんなんです。今はテレビもラジオ番組も終わってしまいましたが、それだけに、今も京都では男女問わず、幅広い年齢層に認知されているタレントさんです。きっと部員さんの中にも、こちらのタレントさんの事を知っている方がきっといると思います。

 

ここまで書けばお分かりだと思いますが、そんなタレントさんなんで、やっぱり企画会社との打ち合わせがしっかりできていれば、ローアングル禁止を呼び掛けて立たなかった人にも冗談交えつつ、田中先生以上に人を引き付けるプロですし、そのトーク力で立ってもらう事が出来たんじゃないかって思えてなりません。

 

他にもレンタルできるフェンスを利用するとか、杭を打つとかできなかったのかな?パレードの時についていたガードマンを、ステージマーチングの時に何故一部撤収させたのかもわからない。いれば抑止力になっただろうし、ガードマンから注意もしてもらえたろうし。やっぱり段取り打ち合わせ不足が感じられてしまうのです。

 

総じて言えるのは、学校側、団体側、もし企画会社が付いていたのならその企画会社を含めて、しっかり打ち合わせができていれば、今起きている現状は十分回避できたのではないかと。イベントって開催時は目に見えない処で、結構トラブルが出る物でもあるので、中心になるプロデューサーの手腕にもかかっては来るのですが。

 

現在伏見動画でコメント書き込み可能な処では、田淵さんを非難する書き込みがとにかく酷い。ここに書くには忍びない内容ばかり。読むだけで不快になりますし、Twitterでもtweetしましたが、結局その罵りや罵倒がコメント欄閉鎖騒動の一端を担っていると何故気づかないんでしょうか。youtubeでの各動画主に対しても、コメントを書き込む人たちは正義の押売りで、自分の言ったことでの対応がないとやっぱり誹謗中傷。言うのは確かに自由ですが…。

 

正直に言いますが、残念ながら「橘吹部を守るための正義の行動」をされている人達も、一歩引いてみれば、非難されている人達と同じに見えます。過激な言動はそれが正しくとも不快。同じ穴のムジナって感じです。この先も橘ファンは増えるでしょう。そしてそれをルールを守らない人と、そんな人から守るためと称する、過激な正義の人たちとの争いやいさかいが絶えないでしょうね。

 

いずれ近いうちに「京都橘高校吹奏楽部」の動画撮影は禁止になり、ネットで新しい動画を見る事も出来なくなるでしょう。今回の件では絶望感がいっぱいです。

Comment

  1. 日の丸航空隊(H・U) より:

    おはようございます。
    歳をとると、朝が早いです。ごめんなさい。m(_ _)m

    貴兄のこの記事、じっくり読ませて頂きました。

    運営のことは良く分かりませんが、動画云々に関しては「全く同感です。」
    ローアングルで撮ったなら、それはアップしてはいけません。
    自分だけで持っていて欲しいです。
    アップするから「誹謗中傷」が沸くのです。

    「京都 橘高等学校吹奏楽部」を愛しているなら、つまらないことで沸き立って、「贔屓の引き倒し」とならないよう、大人が気を付けるべきです。

    彼女(彼)らが「悲しい」思いをしないようにするのがファンの義務だと思うのですが。
    いかがでしょう。

    朝早くから、お騒がせしました。m(_ _)m

    • こぼん こぼん より:

      撮影許可の下りたイベントでは毎回何らかの
      ルール違反者が出るのが普通になってきてますよね。

      そしてルール違反者叩きの過激度も増しています。
      悪い人間なんだから、橘吹部の為だから。

      でも結局行き過ぎた行為になってしまっている。

      これじゃあ、悲しいけれど規制強化されても仕方
      ないって半ばあきらめています。

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